実況アナの自慰的コラム

好きなときに、好きなことを書きます。

明治大学で授業をしてきました。

「世もですね」

なんていう謙遜は受講してくれた学生の皆さんに申し訳ないので、あえてしません。

先日5月25日、明治大学生田キャンパスにて100分間の授業をさせて頂きました。

ご依頼くださったのは、今年度から明治大学の専任講師に就任されたプロテニスプレーヤー・佐藤文平さん。

 

【佐藤文平さんプロフィール】

佐藤文平

ファイトあふれるプレーで、コートを熱くするプロテニスプレーヤー。
07年インカレ優勝。
08年早稲田大学スポーツ科学部卒業、そしてプロデビューと同時に早稲田大学大学院修士課程進学。10年修士課程修了。
12年には日本が初出場となったATPワールドチームカップデュッセルドルフ大会)に日本代表として出場。13年全日本テニス選手権ダブルス優勝。

※『プロテニスプレイヤー佐藤文平 オフィシャルブログ』より抜粋

 Profile | プロテニスプレイヤー佐藤文平 オフィシャルブログ (tennis.jp)

 

彼とは2017年の「スポナビライブ」からの付き合いで、当時テニスに関して素人同然だった私に様々なことを教えてくださったであり、この業界では数少ない友人のひとりです。

そんな文平さんからのご依頼ですから、受けないなどという選択肢はありません。

というか「大学で授業をする」なんて身に余る程の貴重な体験は絶対しておきたいですから、断る訳にはいきません。

私は二つ返事で快諾させて頂きました。

 

 

授業内容は基本的に自由とのことでしたが、

➀理系学生が専門の研究とは別に受講を選択した「スポーツ科目」の講義である

②専門外の分野を学ぶ意義を考えさせて欲しい

という二点を念頭に置いて欲しいとの旨だったので、以下のようにプログラムを作ってみました。

 

【表題】
『或る実況アナのキャリア経緯と人生におけるスポーツの意義』

【対象】
明治大学理工学部在籍の1・2年生およそ20名。

【目的】
➀なかなか知ることがない「アナウンサー」の仕事について、楽しく知ってもらう。
②これまでのキャリアを紹介することで、就職活動を控える大学生たちに勇気や自信、自己肯定感を与える。
③一見キャリア構築と関係のない「スポーツ」の意義について、前向きに捉えるきっかけを与える。

【講義の流れ】
1. 自己紹介

2.アナウンサーについて
➀アナウンサーという業種について
②アナウンサーの仕事の流れ(営業編)
③アナウンサーの仕事の流れ(現場編)
フリーアナウンサーになるには

3.キャリアについて
➀自身のキャリアを振り返る(大学受験編)
②自身のキャリアを振り返る(國學院大學編)
③自身のキャリアを振り返る(立教大学編)
④自身のキャリアを振り返る(就職活動編)
⑤自身のキャリアを振り返る(会社員生活編)
⑥みんなに伝えたいこと「失敗の先にも自分を満たしてくれるものがある」「キャリアは決して1本道ではない」

4.スポーツと触れ合う意義
➀心身の健康状態の維持
②日常に(少しの)彩りを与える
③人との出会いがある

5.まとめ

6.質疑応答

 

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20名強の1・2年生に対してパワポを用いて行いました

学生さんたちの非常に協力的な姿勢もあり、授業はほぼ滞りなく進みました。

がしかし、これはあくまで私側の問題なのですが、全体的にプレゼンテーションぽくなってしまったのは反省点です。

せっかく皆さんと距離が近かったのだから、もう少しインタラクティブに、対話重視で進めるべきでした。

その点は申し訳ないことをしてしまいました。

あとは、自身のキャリア経緯の紹介をする際、ちょっと自虐的になりすぎたかな。

数多くの挫折逃亡を経ての現在なので、その辺は致し方なしなのですが・・・。

リアクションペーパーなどの提出は無く、彼らがどんな感想を持ってくれたかはわかりません。

ですが、私の拙いメッセージの中から何か少しでも今後の役にたつものを見つけてくれていたら嬉しいです。

 

 

アナウンサー(ことスポーツ実況)という職業は、普段自分のことを誰かに話すという機会は多くありません。

選手や解説者、ゲストなど、常にほかの主役がいて、彼ら彼女らを引き立たせるためにどうするのかを主眼に置く必要があります。

それはそれで必要な役割ですし、その脇役に徹する姿勢こそが評価されるという側面も大いにあります。

しかし、あまりにその役割に慣れ過ぎてしまうと、いざ「自分のことを話してください」と言われた際、つまり「主役になってください」と言われた際に空回りしてしまうことが多々あります。

今回の授業での経験は、「自分のことを話す」という意味で「主役になる」という、この業界にいる上ではあまり経験できない貴重なものになりました。

なんとなく一皮むけた気がします。笑

本当にありがとうございました。

 

 

さて、次回の授業は秋ですかね。

文平さんには冗談ぽくお願いされましたが、私は割と本気です。

次は、よりインタラクティブに、対話重視で授業を進められればいいな。

こうして授業の実績を積んで、ゆくゆくは大学講師になって、自分の研究室をもって・・・。

そうなったらフリーアナウンサーなんかよりよっぽど安泰です。

 

 

・・・。

 

 

決めました。

将来は大学教授になります。

そのために、これからも定期的に授業をさせてもらって実績を増やさなければなりません。

文平さん、次回のご依頼を心からお待ちしております。

 

 

おわり